カテゴリ:和数寄人 手仕事( 24 )


2012年 08月 13日

和数寄人3ヵ月失踪疑惑


 5月よりずっと金環の画像で太陽を隠しっぱなしにしておりました。神様ごめんなさい(汗)
 この3か月間、多忙な日々に追われ皆に失踪したかと思われてもおかしくない和数寄ライフをおくっておりました。
 失踪疑惑の間の和数寄人、こんな事してました。


 地松の乾燥材が急遽必要になりストックの古材を仕方なくお料理。
 尺五角の地松が取れました。もったいないけど仕方がない・・・
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 三朝温泉老舗旅館。県文の太鼓橋、桁修繕作業中画像
 継手は、尻挟み異形で継いでみました。
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 倉吉市伝建地区にて、住宅兼店舗の改装工事。
 和数寄人プロデュースの果実とスムージーのお店「くだものや」さん。まもなくオープンします。
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 先週は出雲大社・瑞垣修繕作業に呼んで頂き、熱さも感じない精神状態での仕事。
 御本殿の足場も外れ、優美な姿の御本殿。いつも朝礼のある運搬ゲート外からの画像。
 場内は撮影禁止なのでゴメンナサイです・・・。
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 この他にも、40Mの木塀・青亀棟梁の建前・三徳山正善寺庫裏修繕工事などなど、沢山の仕事をさせて頂きました。

 最近思うのですが、20代・30代の若い大工職が本当に少ない気がします。フランチャイズ系の組立工はソコソコおられるようですが、
 ここいらへんで本当に木を扱える職人を育成保護しないと10年後大変な事になってしまうのではとつくずく思う今日この頃。
 皆さんはどうお考えでしょうか?

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by wasukibito | 2012-08-13 09:26 | 和数寄人 手仕事
2012年 05月 13日

お寺の掲示板・塀修繕


                このところの異常な気象により、ここ鳥取でも沢山の強風被害がもたらされた。
               おのずと修繕作業も発生しその中の一つ、お寺の掲示板と塀の板やり替えの模様です。
                      
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               檜で造られた支柱の根元が腐食により折れてしまったことから今回は栗の支柱に材を変更。
               塗装は地中部にクレオソート・タール、上部に松煙墨・クレオソートを塗布。

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               壁面は笠木と板・縦桟の交換。内部の土が弱っていたので、先日蔵から持ち帰った土を付けてみる。
               土をふやかしワラを練りこみバクテリアを育ててから塗ることでその菌が竹・木の腐朽菌を食べてくれ
               材料を健全な状態に保ってくれる。昔の人は科学的根拠もなく知恵としてこの約束事を守ってきたのである。

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               無修繕の板部の塗装はおそらく柿渋・松煙墨・弁柄を塗布してあったものと考えられるが
               雨と紫外線により松煙墨が白け、弁柄が強く残っている状態でこの様な色具合になっていると思われる。

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                   仕事を終え山にセットしておいた蜜蜂の巣箱のパトロールに行ってみる。
                  なんと脇に置いた金稜辺と巣箱に蜜蜂が数匹たかり、2匹の死骸か落ちていた。
                  違う群れの偵察蜂同士の争いでも起こったのであろうか?不思議な光景に期待が膨らむ。

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by wasukibito | 2012-05-13 10:27 | 和数寄人 手仕事
2012年 05月 05日

重箱式蜜蜂巣箱の製作


近年僕の周りでは養蜂が秘かにブームになっている。
ということで、廃材を利用し大人げなく本気で巣箱の製作をしてみることに。

                分蜂に欠かせないアイテム金陵辺の花も満開に
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大工小屋に置いてあった切れっぱし 杉板(30㍉)を利用し壁面を構成
下のサクリ込みの板はスライド式ににて下部からの点検・掃除が簡単に出来る様にしてみる。

                  蜂の入り口付近の黄色い物は蜜蝋。
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最上段の天井はスノコを付け、夏季高温時に蜜ダメが落下しないようにしてみる。
こうすることによって蜂が蜜ダメの補修をしやすくなるそうです。

           スノコにも蜜蝋を塗り偵察蜂を誘発させる工夫をしてみる
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屋根と壁は、先日蔵の解体で保存しておいた杉皮を張って少しでも自然な感じになるようにしてみる。
屋根は妻入・平入どちらにでも動かすことができます。
こんな感じに仕上がりましたが、これで良いのか悪いのかは蜜蜂にしかわかりません

                    杉皮仕上げ重箱式蜜蜂巣箱完成
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住宅同様施主様の気持ちになって造っていくと、こんな巣箱になりました。
ただ蜂になりきれたかどうかは、分蜂がうまくいくまで分かりません(笑)
養蜂家の人でさえ成功率はイチロウの打率より低いそうです。

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by wasukibito | 2012-05-05 06:51 | 和数寄人 手仕事
2012年 04月 22日

檜風呂の製作 

 倉吉市関金町某所、民間の共同温泉浴場の木製風呂釜を製作。

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長年大切に使われた松の木の風呂釡が漏水するということで、檜風呂に生まれ変わる事になった。
こちらは女湯で塀の向こうに男湯。

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地物の檜(末口壱尺五寸×壱拾参尺)三本を製材し乾燥しないよう丁重に加工していく。
使用するのは赤身のみなので、実際木取りしてみるとギリギリの数量になってしまう。

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一見簡単で綺麗に見えるが、組立て中一時間単位で反り・寸法が変化していく。
取り付けは木と話をしながら、わがままを受け入れながら、湯を張った時最良の状態になるよう仕事を進める。

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いざ 湯張り。

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底板の目地がすいている。これから板が膨張を始め二日でピッタリすき間がうまる。

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施工の最終検査。和数寄人入浴
自分のおしりですき間が閉じた事を確認。

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明日は蜜蜂の巣箱をつくります。


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by wasukibito | 2012-04-22 17:35 | 和数寄人 手仕事
2012年 03月 03日

わがままに仕事する。(玄関編)


                          
                               時々、造りたいものをわがままに造ってみる。

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                    一職人がわがままに玄関を造るとこうなる。

                    納得するかしないかはおいといて、面白かったので良しとする。

                                                         和 数 寄 人 

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by wasukibito | 2012-03-03 10:59 | 和数寄人 手仕事
2012年 01月 16日

蔵に集う若者達  

 左官職人 佐治三津弘氏 監修の蔵の移築作業。

今週は壁土落とし。それに合わせ先人たちの仕事(技法)を検証するため、また造るとは全く正反対の
解体をするため、たくさんの若者達がワークショップに参加してくれた。

それはそれはマニアックな人達ばかり。蔵好きな早稲田大学学院生、細菌を研究する鳥取大学生、
左官職人を目指す女性島根大学生。お風呂トイレの無い家に住む若者、日本文化を認めてくれるのフランス人。
鳥取の工芸品の魅力を伝える人。

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学院生 鈴木さん 蔵の土と会話しているように楽しそうに土落とし。

「だってこの、土かわい~んです」  ん~ 新しい表現・・・ まさか・・・マニア・・・

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繊細に丁寧に土を落とす、フランス人 「僕達より職人かも」

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カットサンプルを採取する 左官職人佐治三津弘氏 と 陶芸家 徳岡宗達氏

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70年ぶりに外の空気に触れる竹木舞。健全な状態でいられたのは先人の知恵があったからこそ。

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参加者の笑顔を見ると本当に楽しそう。

僕達職人が日々している仕事は、こんなに喜びに満ちたすごく楽しい仕事である事を再認識する。

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参加してくれた皆様、ありがとうございました。

またみんなで集まり、土の話・菌の話・茸の話 いっぱいしましょう。

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by wasukibito | 2012-01-16 23:17 | 和数寄人 手仕事
2012年 01月 10日

蔵に三度目の命

 さて、やりますか!  左官職人 佐治三津弘氏との 年始の交わし言葉。    蔵の移築です。

生活環境の変化により益々必要とされなくなる蔵、ここ倉吉にも沢山残っています。

そんな蔵、移築やリノベーションしゲストルームや囲炉裏の間、プライベートルームとしてまだまだ使えるのにな。

「今や解体費用も面倒がられる存在になってしまっているよね。」 そんな会話から始まり、面白い事をやってみましょうか。 

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この蔵の解体費用は無償。その代り蔵の構造材、瓦、土、基礎石は頂ける。解体しつつも先人の仕事を学ばせてもらえる絶好の教材。


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目線を変えると日本の通ってきた道筋にも出会える。

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こんな画像だが、ずっと木を見つめた職人、土を見つめた職人には夜がふけるほど考える事の多い教材に出会える。

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この蔵、明治初期に新築され、昭和初期に移築、二度目の移築を目前に我々の手に委ねられる。

蔵は「お前たち俺を捨ててしまうのか?」そう問いかけてくる。職人は「あと百年頑張ってくれよ」そう答える。

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三度目の命を託された職人には、笑顔がこぼれる。


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by wasukibito | 2012-01-10 22:48 | 和数寄人 手仕事
2012年 01月 08日

和数寄人の仕事始め

 
 お正月のお酒漬けも終わり、今年もいよいよ仕事始めとなりました。

今年もどんな仕事に出会えるか、どんな木に出会えるか、どんな職人に出会えるか・・・楽しみです。

今年の仕事始めは、一年で一番僕のそばにいてくれる玄能の新調をすることに。

以前、市川金物(岡山市)で出会い一目惚れしてしまったこの玄能に命を吹き込みます。


                        かわいい顔してます
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以前、知人から頂いていた・ちょうな・の柄を再利用してみる。

                    材質はエンズイ、エンジュとも呼ばれる
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またしても製作風景を撮りそこね、完成の画像となってしまった(汗)

チョウナの柄になり何十年も経ちカラカラに乾燥しているので矢は打たず木殺しのみで打ち込み。
                  
               最高にいいアンバイ。大工さんはなんとエロい職業なんだろう
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午後からは玄子ちゃんと、解体移築する蔵で蔵デートを楽しむ。

玄子ちゃんの初仕事は構造材、柱に番着板の打ち付け作業。どうやら優しい性格の玄子ちゃん名前は優子ちゃんにしよう。

                          蔵の長持と優子ちゃん
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冗談はヨシコちゃんにしといて・・・ 

一代目の玄能は見習いになった時から今までずっと僕を助けてくれていました。何度も何度も手に噛み付き
血が流れる程、僕と喧嘩してくれた思い出深い奴でした。

二代目とは大工を辞めるその日まで一緒に居られるように大切にしたいな・・・

そんなこんなの、和数寄人の仕事始めでした。

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by wasukibito | 2012-01-08 11:08 | 和数寄人 手仕事
2011年 12月 31日

今年最後の仕事


 早いもので今年もあと数時間となってしまいました。

今年は東日本大震災が起こり、自身にとっても激動の一年になりました。

大変な事も沢山あった。しかし心にひとつの区切りをつける事もできた年でもあった。

今年各地で頂いた名刺に目を通すと、こんなに沢山の方と出会い繋がりができたこと・・・良い一年だったな と 思う。


 今年最後の仕事は自分の大工小屋の神棚を新築。ずっと見守って頂きたいと思います。


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 来年も良い一年でありますように・・・


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by wasukibito | 2011-12-31 18:51 | 和数寄人 手仕事
2011年 11月 20日

この4か月・・・

8月から今週にかけずっとお隣島根県で仕事をし、今日は久しぶりに自宅でお休み。

色々なご縁で出雲地方の・民家・お寺の塀・神社・国宝出雲大社・に携わらせて頂いた。

この4か月間の仕事のなかで、物造りの本質に触れ自身に沢山の課題を与えられ未熟な自分に出会う事ができ、本当に勉強になった。

今日の画像は現在の出雲大社の模様を載せてみます。

                   神在月 沢山の参拝者で賑わう大社さん
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                  御本殿建屋 八足門から連なる瑞垣から内の様子
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今回仕事と共に沢山の人にお会いし、出雲地方の独特な特徴が窺えた。

出雲・松江の人々は 生活・文化・伝統 に対する意識が非常に高く、それを美徳とする精神で社会が成り立っている。

その証に、街並みや・風景・景色となり今に留まっている。ここは古来の日本人が現存する神話の国である。




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by wasukibito | 2011-11-20 10:00 | 和数寄人 手仕事