カテゴリ:お勉強の旅( 10 )


2012年 02月 18日

出雲大社御本殿 大遷宮 見学会

 2月10日 和数寄人28名で出雲大社御本殿見学会に行って参りました。
 和数寄人にはもともと名簿などなく、伝統文化・伝統技法の継承と職人の社会貢献に賛同する人の集まりなので
職業も県境も超えて活動しています。今回は遠く長野県から新建新聞社様も参加されました。

 今回は清水建設様と後藤屋様にご協力頂き、特別に工事個所や時代背景など様々な事を教えて頂きました。

     伝統文化の保存継承者から今春大工になる高校生まで幅広く参加していただきました。
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神域に入る前に、清水建設金久保工事長から、出雲大社の歴史から工事概要まで説明をしていただく。


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 建屋内は撮影が禁止されていて、画像がお見せできないのが残念ですが、参加者の表情をお楽しみ下さい。
 入場から退場までおよそ2時間半。建築関係者が多いので、おのずと質問が多くなり長くなってしまいましたが、
皆さん満足された事と思います。
 僕自身も施工に携わっていながら初めて上がらせて頂いた所も多くあり、ちゃん塗された千木・勝男木を
拝見する事ができ、その雄大さに感動してしまいました。

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 勿論、夜は懇親会・・・。
 和数寄人では見学と共に、実際に遷宮に携わる方とのコミュニケーションも大切な勉強の場と考えています。
 金久保工事長はじめ中村監督・後藤棟梁・後藤屋酒井さんにご参加いただき、大変盛り上がりました。
 知識の共有も大切だけれど、心の共有は懇親会なしには成り立たない。大切な事だと思います。

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今回の御本殿見学会により、各職方と日本の宝を間近に見学することで日本の伝統文化の尊さを感じ、
保存継承に対し共通した感覚を育むことができたと思います。
今後の和数寄人の活動に繁栄していくまたとない機会になりました。

                                                  和 数 寄 人


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by wasukibito | 2012-02-18 17:41 | お勉強の旅
2012年 02月 05日

和数寄人 太子講に参加

1月22日 島根県安来市伯太町母里の太子講に和数寄人3名で参加してきました。

この太子講は江戸時代から始められ、藩主により始まった地域とそうでない地域があり、
現在では衰退してしまった地域、建築組合へと発展した地域とさまざまなようです。

今回は和数寄人の暮らし生きる地域に太子講を復活させるため、意味や意義を学ぶべく
母里太子講様の御協力を頂き、参加させていただきました。

「孝養像」と呼ばれる聖徳太子が16歳の時柄香炉を持つ姿を掛け軸にしたものを飾る
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ここで初めてお目にかけた方に太子講をご説明いたします。

太子講とは聖徳太子を職能神として信仰する同業の諸職人の間で行われる行事です。
聖徳太子は四天王寺や法隆寺などの建築に関わり、諸職技能士の保護や個人の才能を
尊重する政策をとったことから、木造建築の守護神として信仰されています。

           母里 永昌寺薬師堂 聖徳太子御本尊へお参り
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お参り後は懇親会。私達も一緒に混ぜて頂き酒盛りが始まる。
懇親会もこの会の重要な事。職人同士がコミニュケーションをとる大切な時間です。
母里太子講の歴史、職人さんの若い頃の仕事の様子、道具の話、加工術の話
子供の頃の遊びの話、先代達の話、尽きることなく話がすすみます。
なぜ母里の職人さん達が仲が良いのかが、よく分かりました。

           昔は夜通し歩けなくなるまで飲んでおられたそうです。
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最後はまた必ずお会い出来る事をお約束し記念撮影

             母里の職人さんと和数寄人(前列右3名)
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我々伝統を継承していく職人にとって、技能継承も勿論大切なのだけれど、このような
精神文化を無視していくことに疑問を感じ継承されなかったことに無念さを感じてしまう。

昭和の科学やテクノロジーの発展に心を奪われ、高度成長で浮かれていた日本人。

本来日本人は、目に見えないものに対し、恐れや敬いの心を強く持っていた民族だと思う。

来年は、和数寄人が地元の本来の意味を持つ太子講を復活させます。



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by wasukibito | 2012-02-05 15:18 | お勉強の旅
2011年 02月 27日

伝統技能講習会場にお邪魔しました。



             今日は久々のお休み。なので、和数寄人のメンバー青亀棟梁が講師を務める伝統技能講習会を見学しました。

             鳥取県内の若手の大工さん達が集まり、一間四方程度の縮小した建物を製作しておられました。

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                          手間暇かけて刻まれた部材は何とも言えない美しさがある。


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             さすがは伝統好きの大工さん達だけあって、手道具も一流処の鉋や鑿、玄翁がゴロゴロとしていました。

             こうして休み返上で頑張る若手の職人さん達がいることに喜びと安心をおぼえました。


                                                                    和  数  寄  人
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by wasukibito | 2011-02-27 14:28 | お勉強の旅
2010年 12月 23日

尾道市 浄土寺 


                          広島県尾道市にある浄土寺へ。


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                 宮大工さんいわく、「浄土寺を見ずして堂宮を語れない」と言う程の建築なのだそうです。


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                 今、修復中の浄土寺の庫裏。宮大工北村さんの紹介で特別に見学させて頂きました。


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                        確かに私の様な、堂宮の素人でも見ごたえのある素晴らしい建築でした。



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by wasukibito | 2010-12-23 17:09 | お勉強の旅
2010年 06月 25日

「人と木」 ひと時 展  


       先週、鳥取市「ギャラリーあんどう」にて 「人と木」展が開催され、早速行ってみました。
      この企画は、地域材の需要の低迷により、荒廃が進む鳥取の山をよみがえらすため、
      需要の拡大に取り組むことを、目的としているそうです。 

       ギャラリーには、この企画のプロデュサー ヒョウデザイン代表 白石彪氏がおられ、     
      ひと時の間、木のお話をさせて頂きました。

       このテーブルセット実は杉で造られています。杉材でここまでキャシャなデザイン、
      彪さんの説明によると、特殊な方法で杉に樹脂を含ませ、杉の欠点である 耐水性
      耐衝撃性 曲げ強度性をクリアした事で、ここまでフレームを小さくできたそうだ。

       この画期的な材料に無限の可能性を感じた・・・ 
      善し悪しは抜きにして、本当に凄い材料だと思います。

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               この椅子に座りお酒を飲みながら、ワールドカップでも観たいです・・・。

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               このガーデニングチェアーも樹脂を含んだ製品。
               これなら安心してオープンテラスに出しておけますね。
       
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              この様な取り組みにより需要が拡大し、健全な山々を取り戻す事はとても
             大切なことだと思います。
              昨年の 佐用町 美作町で起きた水害も、保水力の落ちた山々から沢山の
             流木や風倒木が流れだし、大変な爪痕を残したこともみると、これまで安に
             安い外国の木に頼りすぎ、国内の森林環境を軽視したからでは? と 思う
             のは僕だけでしょうか・・・?
 

                                                  和  数  寄  人
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by wasukibito | 2010-06-25 12:47 | お勉強の旅
2010年 02月 26日

第25回 全国削ろう会 秦野大会

    
                 第25回削ろう会が、2月20.21日神奈川県秦野市で開催されました。
                今回は、全国植樹際の記念イベントということもあり、市を挙げてとても賑やかな大会でした。
                秦野市は、丹沢山地の麓に位置し、自然がたくさんあり、本当に綺麗なところでしたよ。

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                  この削ろう会の牽引者、直井棟梁 千賀棟梁、上条先生の面々・・・。
                  岩国市錦帯橋の海老崎棟梁にもお会いすることができました。

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                  大会2日目、削ろう会の一つの目玉である大鉋の登場です。
                  丹沢産の7mの大きな檜柱を豪快に削り、会場を盛り上がらせていました。

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                  こちらの鉋、なんと台を透明なアクリルで・・・・。
                  あまりに綺麗で、みなさん食いつかれておられました。 
                  いつも遊び心満載で、見学者を楽しませてくれます。

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                  削ろう会では、鉋だけではなく、色々な大工道具に出会えるのも魅力です。
                  しかも、それらの道具も一般の人に触れてもらい、分かりやすく使い方を教えてもらえます。
                  絶滅器具種、槍がんなもここにくれば、出会うことができますよ。

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                  地元実行委員会の谷さんも、鑿をすけた変わり鉋でパフォーマンス!

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                  こちらは台に、大工のげんさんを乗っけて鉋をひもで引っ張り、二人で薄削り!
                  会場は笑いの渦でした。  本当に面白かった・・・ ハハハ笑!

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                  ここでは、こんな鉋にも出会える。
                  一つの鉋に、刃が三枚しこまれた、御殿場の武藤棟梁の鉋。

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                  ステージには、たくさんの大鉋が並べられた。
                  これだけの大鉋が集まる場所・・・・・世界でここだけでしょうね。

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                 鉋は家を造る時の道具の一部に過ぎません。しかし、この鉋により、たくさんの人の心を魅了し、
                感動を与えるのも事実です。


                 この大会は、単に薄く削る事を競うだけではなく、日本古来の優れた文化を継承しながら、
                木の持つ魅力を、一般の人に伝えることのできる、大切な場だと思います。
                
                 
                今後も、大会の継続と、発展を心より祈ります。 
                


                                                和  数  寄  人
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by wasukibito | 2010-02-26 13:12 | お勉強の旅
2010年 02月 16日

小椋設計事務所 山陰の木の家 見学


  倉吉市研屋町(伝統的建造物群保存地区) 山陰の木の家 完成見学会におじゃましました。

  小椋設計事務所さんのお仕事は、僕が見習いの頃からずっと見させて頂き、勉強させてもらってます。

  今回のこの現場には、建前に呼んで頂いたこともあり、完成を楽しみにしていました。

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          なんだか、品の良いお宿に来たみたい・・・。 落ち着いた外観です。 個人的に気に入ってます。

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           外部の杉板は、施主様のお子さんがバーナーを手に、喧嘩をしながら一生懸命焼かれたそうです。
           タイムスリップしたような気になる玄関の横顔も素敵ですね!
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         構造体を表し、ふんだんに無垢を使われた部屋は、柔らかい空気に包まれて気持ちが良いですね。

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         小椋設計事務所さんのコンセプトは、本当に面白いです。
        ぜひ、ホームページに遊びに行ってみてくださいね!

            小椋設計事務所 ホームページ http://www.ogura-sekkei.jp  
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by wasukibito | 2010-02-16 11:56 | お勉強の旅
2009年 12月 06日

メイド・イン・ジャパン・プロジェクト セミナー&事業説明会


12月2日 東京ビッグサイト会議棟にて NPO MIJP 内閣府認証記念 事業説明会&セミナーが開催されました。

 第一部は,株式会社MIJP代表取締役社長の赤瀬浩成氏と、MP事業部後藤利和氏による事例をもとに、経営革新の話や企業の方向性についての話を、約一時間半熱く語られました。
  印象的だったことは、赤瀬社長の日本の「モノづくり」に対する並々ならぬ思いの高さが心に残りました。

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 そして第二部NPO法人MIJP会長鶴田浩氏による、今後のNPO法人全国展開への方針説明を受けた後、
あらたにNPO法人MIJPの理事に就任する豪華講師陣による、これからのモノ造りに欠かせないマインドやネットワークなど、多岐にわたる活動内容や裏話をおりまぜながら、おもしろおかしく進められました。

  画像左より(株) 神谷デザイン事務所 代表取締役      神谷 利徳 氏
         (株) イデアインターナショナル 代表取締     橋本 雅治 氏
         日経デザイン  編集長                 下川 一哉 氏
         MURASAWA DESIGN               村澤 一晃 氏

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  講演途中、橋本氏のお話の中で、わが鳥取の鬼太郎の妖怪たちが、スクリーンに映り妖怪達をPRされました。


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  そして最後の交流会。  赤瀬社長の親友、中西圭三さんの登場。
 乾杯の前にアカペラで一曲披露して頂き、乾杯!交流会では沢山の方々とお話でき、最高でした。

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 せっかくなので、中西圭三さんとワンショット! 素敵な歌声ありがとうございました。

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 メイド・イン・ジャパン・プロジェクト この法人は、一般市民に日本製を広める活動を行い、日本における「モノづくり文化」
 の継承と発展に寄与していくことを目的としておられます。
 わたしも、「日本のモノづくり」の一員です。「モノづくり文化」の継承発展にこれからも、自分なりに貢献していきたいです。

                                            和 数 寄 人   
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by wasukibito | 2009-12-06 14:32 | お勉強の旅
2009年 12月 04日

IFFT ライフ スタイル リビング  東京ビッグサイト


     インテリア関連総合見本市。家具をはじめテキスタイル インテリア、デザイン雑貨など
    暮らしを快適にする最新のアイテムが集結。翌シーズンに向け、最旬のライフスタイルを
    提案するこの企画。今年も沢山の生産者の方々とバイアーさんで盛り上がっていました。

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      こちらは、京和傘の老舗日吉屋さんのブース。 和傘の技能を用い造られた
     モダン照明の展示。 正直ファンです。 今後ともお取引き宜しくお願いします。

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      この賑やかな場においても、このブース内だけは、ほっと安らげる・・・ なぜ?・・・

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      こちらは、鳥取のプロデューサー 白岡 彪氏 率いる t o r i n o p u r o
     トットリプロダクツ協議会のブース  彪さん、また面白い話、教えて下さいね!

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       あれれ、サカモトさん? 鳥取は智頭のサカモトさんのじゃないですか・・・・
     (左)スタッフさんと (右)木工房 ようび 大島氏  智頭杉の長所を活かして
     職人の長所が活かされた製品はさりげなくかっこいい。女性的で華奢な脚部も
     素材がしっかり支えてくれる。 扱う職人は杉の印象をも変えられるほど、智頭杉
     の繊維 細胞はしっかりと強度を任せられますよね。


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      商談中のサカモトさん、本当ひっきりなしのお客様に囲まれ・・・
     ものすごい情熱とパワーを感じました。 

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      沢山の優れた商品に刺激をもらい、貴重な時を過ごしました。    

      来年はサイドを替えて、この場に行きたいと思っています。

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by wasukibito | 2009-12-04 23:59 | お勉強の旅
2009年 09月 24日

全国青年技能競技大会 in鳥取 若き大工職人の一幕


             若き大工さんの腕を競う戦場・・・今年は鳥取で開催されました。
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         四方転びの踏み台の製作。簡単に見えるが実はかなり難しい。それを1ミリ単位の精度で技を競い合う。地味ではあるが基本でもあり棟梁を張る匠には避けては通れない最大の難所でもある。「大会に出てなんになる!」そんな職人もいるが、そんな人達の次元ではない。
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         今年も沢山の匠達で異様な雰囲気の会場。各県の予選を通過し、この場に辿り着いた匠達は自信が漲り、最高にいい目をしている… 俺に任せろ・・・ 同じ職人ながらに惚れぼれする。私もこの土俵に立った若き頃を思い出し、アドレナリンを出しながら冷静に競技を見守る。     
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          皆そうだが、仕事を休み、休日も練習に費やし、無給でこの大会に挑んでくる。彼らの志は半端なものではない。何より欲しいものそれは、誰よりも高い技能と精神力、設計士さんには分からないでしょうが、匠は地道に心と技能を培っています。鳥取県内の設計士さん一人もお会いできませんでしたね!残念!
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          皆、やはり鋸挽きがうまかった・・・  さすがでした。
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          6時間という時間のなかで、汗だくになりひとつの課題を競い合う姿は、みんなの日頃の厳しい練習を十分想像することができました。
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           この大会で一番になる・・・やはり勝つ人間は一番努力した人だと思う。
  
           負けて「悔しい」  でも負けてる・・・  来年は君が勝とう・・・

           目標と目的は、まだまだ高い所にあるよね・・・・

          
                   感動しました。みんな頑張ろう・・・   ありがとう…   

                                                  和 数 寄 人
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by wasukibito | 2009-09-24 21:48 | お勉強の旅