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2010年 02月 28日

倉吉市無形民俗文化財 生田の管粥 (粥占い)


          鳥取県倉吉市生田地区  毎年小正月に、稲をはじめ農作物の豊凶を占う、管粥が行われる。
             
          昔は、多くの地域で行われていたようだが、今現在、鳥取県内では旧中山町逢坂と、ここ倉吉市生田だけに  
         残る、貴重な行事になってしまったようだ。

          午後7時、八幡神社の神殿にて、祝詞 お祓い 玉串奉噂が厳粛に執り行われ、のちに、こもり堂にて粥を
         煮はじめる。 釜には米1升2合、竹管12本が入れられる。
         

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          神男により火が入れられ、竹管とお米が注ぎ入れられる。

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                   出来上がった粥を口にする神男。   例年より良い様子。

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          一夜明け、生田の本水谷家にて、12本の竹管が出刃包丁にて丁重に割られる。

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          並べられた竹管の、粥の詰まり具合により、作物の出来栄えや気象などが判断される。

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          ここ生田の、田植え期は「二中稲」にあたり、豊作が期待された。 が、夏季の気象が不安視された。

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          占いの結果は、行事を支える生田の方々により、手書きで札に書かれる。そして、全世帯へ配られる。

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          日本全国には、便利さの裏返しに、失われてきた伝統行事がたくさんあります。

          目に見えないものに対する、恐れや、尊敬、信仰が薄れてきた現代に

          このような行事が、自分の町で大切にされていることを誇りに思います。



                                          和  数  寄  人
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by wasukibito | 2010-02-28 18:04 | 鳥取の風景・文化
2010年 02月 26日

第25回 全国削ろう会 秦野大会

    
                 第25回削ろう会が、2月20.21日神奈川県秦野市で開催されました。
                今回は、全国植樹際の記念イベントということもあり、市を挙げてとても賑やかな大会でした。
                秦野市は、丹沢山地の麓に位置し、自然がたくさんあり、本当に綺麗なところでしたよ。

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                  この削ろう会の牽引者、直井棟梁 千賀棟梁、上条先生の面々・・・。
                  岩国市錦帯橋の海老崎棟梁にもお会いすることができました。

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                  大会2日目、削ろう会の一つの目玉である大鉋の登場です。
                  丹沢産の7mの大きな檜柱を豪快に削り、会場を盛り上がらせていました。

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                  こちらの鉋、なんと台を透明なアクリルで・・・・。
                  あまりに綺麗で、みなさん食いつかれておられました。 
                  いつも遊び心満載で、見学者を楽しませてくれます。

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                  削ろう会では、鉋だけではなく、色々な大工道具に出会えるのも魅力です。
                  しかも、それらの道具も一般の人に触れてもらい、分かりやすく使い方を教えてもらえます。
                  絶滅器具種、槍がんなもここにくれば、出会うことができますよ。

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                  地元実行委員会の谷さんも、鑿をすけた変わり鉋でパフォーマンス!

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                  こちらは台に、大工のげんさんを乗っけて鉋をひもで引っ張り、二人で薄削り!
                  会場は笑いの渦でした。  本当に面白かった・・・ ハハハ笑!

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                  ここでは、こんな鉋にも出会える。
                  一つの鉋に、刃が三枚しこまれた、御殿場の武藤棟梁の鉋。

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                  ステージには、たくさんの大鉋が並べられた。
                  これだけの大鉋が集まる場所・・・・・世界でここだけでしょうね。

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                 鉋は家を造る時の道具の一部に過ぎません。しかし、この鉋により、たくさんの人の心を魅了し、
                感動を与えるのも事実です。


                 この大会は、単に薄く削る事を競うだけではなく、日本古来の優れた文化を継承しながら、
                木の持つ魅力を、一般の人に伝えることのできる、大切な場だと思います。
                
                 
                今後も、大会の継続と、発展を心より祈ります。 
                


                                                和  数  寄  人
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by wasukibito | 2010-02-26 13:12 | お勉強の旅
2010年 02月 16日

小椋設計事務所 山陰の木の家 見学


  倉吉市研屋町(伝統的建造物群保存地区) 山陰の木の家 完成見学会におじゃましました。

  小椋設計事務所さんのお仕事は、僕が見習いの頃からずっと見させて頂き、勉強させてもらってます。

  今回のこの現場には、建前に呼んで頂いたこともあり、完成を楽しみにしていました。

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          なんだか、品の良いお宿に来たみたい・・・。 落ち着いた外観です。 個人的に気に入ってます。

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           外部の杉板は、施主様のお子さんがバーナーを手に、喧嘩をしながら一生懸命焼かれたそうです。
           タイムスリップしたような気になる玄関の横顔も素敵ですね!
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         構造体を表し、ふんだんに無垢を使われた部屋は、柔らかい空気に包まれて気持ちが良いですね。

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         小椋設計事務所さんのコンセプトは、本当に面白いです。
        ぜひ、ホームページに遊びに行ってみてくださいね!

            小椋設計事務所 ホームページ http://www.ogura-sekkei.jp  
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by wasukibito | 2010-02-16 11:56 | お勉強の旅
2010年 02月 16日

災害時の生活支援・協働を考える フォーラム に参加。



 2月13日湯梨浜町ハワイアロハホール 鳥取県社会福祉協議会主催、災害フォーラムが開催されました。
 この日は、災害ボランティアや地域の民生委員、福祉関係者、青年会議所など、400人が参加。
 一部講演では、日本NPOセンター田尻佳史理事長による、「被災地への支援を多様な組織との連携により進める意味と可能性」について、自らの経験談を交え、ボランティア・社協・NPO・行政の連携や、地域性を理解した、支援活動の重要性などを分かりやすく、お話されました。

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 第二部シンポジウム 「災害ボランティア活動に向けた協働の必要性とポイントを事例から探る」 
 
  <シンポジスト>
    鳥取県 福祉保健部福祉保健課地域福祉係 係長  森 岡 潤 一 氏
    兵庫県 宍粟市社会福祉協議会 次長    可 藤 和 成 氏
    長野県 駒ヶ根青年会議所     大 林 直 樹 氏
    日野ボランティア・ネットワーク   森 本 智 喜 氏
  <コーディネーター>
    NGO JPCom 代表   桑 原 英 文 氏



  この中で、可藤氏による、昨年の台風9号豪雨災害の被害状況や、復興の活動内容の説明・・・。
  森本氏による、西部地震の災害時から、今現在までの日野ボラの活動の紹介・・・。
  大林氏による、駒ヶ根青年会議所の災害支援の取り組みなど、桑原氏のサポートにより、より分かりやすく、関心や知識を高めるのにとても良いシンポジュームでした。 

  感 想
  今回の様なフォーラムが開催されることにより、被災地サイド・災害ボランティアサイド・社協サイド・
 行政サイドの、機能や役割を理解でき、ボランティアサイドの自身には、とても勉強になりました。
  被災地だけで救援・復興・復旧をするのではなく、日常で理解を深めることにより、より円滑で
 機能性の高い支援活動ができれば、本当に良い事だとおもいます。



                                         和  数  寄  人
  
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by wasukibito | 2010-02-16 10:50 | 災害支援活動
2010年 02月 11日

蔵王国 鳥取 座の修復作業にて。  


         ここ鳥取には、たくさんの蔵が、今なお大切にされている。その為、時折修復を頼まれる。

        この日は、琴浦町のとあるお宅の、床の修復作業をすることに・・・。
       
        この地域ではオーソドックスな、戸前(漆喰仕上げの分厚い戸)です。


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     この空間、筆者はリビングにしてしまいたいくらい、大好きな空間です。たまりません・・・。

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     そういえば、誰だか組み立て式の小部屋で、こんな空間造っていましたね。 アハハ・・・。

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          この材木、大引き(おびき)に使われていた翌檜(あすなろ)です。

   なぜ、ここまで朽ちてしまったのか?  この地域は伊勢湾台風の時床下浸水したそうです。

   床下の状況から察するに、浸水後、糞尿など栄養分を含んだ泥を、撤去せず、そのままにしたため、

   木材の表面に付着した細菌やバクテリアなどが、木の繊維、細胞に大きなダメージを与えたと

   思われる。 しかし、さすが翌檜!白太は完全に傷んでいたが、赤身はしゃっきりしていた。


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    その他の部材、栗の根太なども、ダメージはあったものの、赤身部分はしっかりしていた。

    昔の匠からつたわる、適材適所な木材の使い方・・・。

    忘れられてしまうのかな・・・・・・・?



                                          和 数 寄 人
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by wasukibito | 2010-02-11 12:33 | 和数寄人 手仕事